帝王切開の抜糸についてママが語る4つのお話

出産が近づいてきて、いろんな理由から帝王切開での出産を考慮している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

赤ちゃんが無事にこの世に生まれるため、 一番安全な方法として帝王切開での出産が持ち上がると、 覚悟はしつつも正直不安はありますよね。

帝王切開の一連の流れはどこの病院でも大体同じかと思われますが、 産後の処置などは病院によって変わってくるかと思います。

その中の一つが「抜糸」です。

帝王切開や会陰切開のあと、縫合するために絹糸や合成糸を使用した場合、 体に溶けないので、糸を抜く必用があり、この作業を抜糸といいますね。

今回はこの抜糸に焦点を当てて、分かりやすくお話ししていきます。

帝王切開や術後に不安がある方は、きっと参考になりますよ。

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目次:

帝王切開をすると必ず抜糸があるわけではありません。

医師の判断によって、以前から利用されている「合成糸」、 体内で自然に吸収されてなくなる「吸収糸」、医療用ボンド、 ホチキスのような「ステープラー」といった道具の いずれか(または併用)で縫合されることになります。

この内、合成糸での縫合であれば抜糸が必要となります。

現在は体内で溶ける吸収糸が主流なようですが、 傷の具合や体の状態なども考慮されるため、どれで縫合するかは 執刀する先生の判断によるところが大きいようです。

帝王切開の手術の縫合に使われるものは、従来から使用されてきた糸のほかに、時間が経って傷口の回復とともに自然に溶けてしまう吸収糸、ステープラーという見た目も使用方法もホチキスのようなものなどです。

何を用いるかは、必要性と執刀医師の判断によります。

引用元:帝王切開WEBガイド「帝王切開手術の流れ

帝王切開では糸と医療用ステープラーが主流だと言われています。

体内で溶ける糸は抜糸の必要はありませんが、体内で溶けない糸は抜糸が必要です。傷・身体の状態や医師の判断により処置方法は決定されます。

引用元:Mamanoko「帝王切開の傷跡は消える?ケロイドや化膿を防ぐ傷跡ケア

帝王切開は開腹手術ですので、最後は縫合しなければなりません。

赤ちゃんが生まれた後、まず子宮から縫合しますが、 子宮から抜糸することはできませんので、子宮の縫合には吸収糸が使われます。

抜糸が必要な糸が使用されるケースがあるのは、腹部の皮膚の縫合の際ですね。

子宮は吸収糸(溶ける糸)で縫い合わせ、止血を確認したあと、ヒアルロン酸でできた癒着防止材で子宮の傷をカバーして癒着を防ぐ処置をすることが増えています。

お腹の傷を縫い合わせ、皮膚は糸やステープラーなどで止め、シールでカバーして手術は終了です。

引用元:帝王切開ナビ「帝王切開による出産

必要な処置とはいえ、抜糸をするということは「術後、また痛い思いをしなければならないの!?」と不安に思ってしまいますよね。

では、抜糸は痛いのかどうか、次の項目で説明します。

抜糸をする際の痛みの感度は人によって違うと言われています。

まったく痛くなかった!という人もいれば、痛かった!という人もいるんです。

一般的には、まつげを抜くような感じ、 または太い毛をピンセットで抜くような感じだと例えられています。

ちなみに抜糸の時間は5分から10分ほどですぐに終わるでしょう。

そして引っ張られる感覚は皆さん、共通してあるようですが、 身構えるほどの痛みの心配はしなくてよいと思います。

抜糸のタイミングはだいたい手術から1週間後に行われることが多く、 ママの身体の回復状況などを考慮されて行われます。

ある程度、皮膚がくっついてからの抜糸なので、むしろ抜糸をした方が皮膚の引きつりがなくなって快適になる感じでしょうか。

続いて抜糸の際の心構えについてお話ししますね。

参照元:帝王切開WEBガイド「帝王切開手術の流れ

そうは言っても、出産後の処置の時は麻酔が効いているけど、 抜糸する時は麻酔もないし…と身構えてしまいますよね。

今はほとんどテープや吸収糸になっているとはいえ、 抜糸が必要になったらどんな心構えでいればいいのでしょうか?

まず安心できるのは、医師に抜糸の方法や時間をしっかり聞いておくことです。

術前に抜糸についても説明があるかと思いますが、 抜糸の詳しいやり方について、抜糸の前日にでも聞いておくと気持ちの準備ができます。

助産師さんに聞いておくのも良いですね。

意外とあっさり終わってしまい、拍子抜けするかもしれません、。またちょっとチクッとしてもこの程度か、と思えるくらい余裕が持てるでしょう。

そして産後しっかり休み、栄養を摂ることも重要です。

皮膚がしっかりくっつくように産後の身体をしっかり労わってあげることも、抜糸の痛みの軽減につながると期待できます。

痛みの感じ方はそれぞれですが「案ずるより産むがやすし」という言葉があるように、 出産という大きな仕事を成し遂げた後です。

抜糸はちょっと引っ張られる感覚があると思う程度にとどめ、 過度に心配せずにリラックスして受けられると良いと思います。

抜糸に必要性は先生の判断となりますが、 短時間で終わる術後の処理の一環と考えておくと良いでしょう。

筆者は2回とも吸収糸での縫合で、術前に吸収糸と説明がありました。

もし術前に抜糸が必要と説明があれば、どの様にして行われるのか、 痛みがあるのか聞いておけば心の準備ができて安心ですよね。

出産という大仕事を終えた後、赤ちゃんのお世話という更なる大仕事が始まります。

赤ちゃんのお世話に追われているうちに、 抜糸のことはあまり気にならなくなるかもしれません。

それくらい、新生児のお世話は大変です!

痛みには個人差があるとはいえ、痛くないに越したことはないですよね。

抜糸をする時は怖がらず、長い妊娠生活を無事に終え、 無事にこの世に生まれた我が子のことを思いながら、 リラックスして挑んでくださいね!