産後、乳首の黒ずみはピンク色に戻る?原因と4つのケア対策

「乳首が真っ黒でこれは治るのかな?」と本気で悩むママはあなだだけではありません。

ここでは次の点を抑えて乳首の黒ずみについて説明していきます。

  1. 肌が黒くなる仕組みとは?
  2. 産後の乳首が黒ずむ3つの要因
  3. 乳首の黒ずみはいつまで?
  4. 産後、乳首の黒ずみに4つのケア対策
  5. 先輩ママたちが語る乳首の黒ずみ体験談

ただタイトルで「乳首の黒ずみ対策」と言っていますが、対策のほとんどは肌トラブルを防ぐ基本的な内容です。

それでも産後の肌が敏感であること、そして肌荒れ防止のために何をすべきかのヒントになりますと嬉しいです。

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乳首の黒ずみの正しいケア対策を覚えていただくために、まず肌が黒ずむ原因について理解しておきましょう。

最初に下記イメージ図の左側をご覧ください。

黒ずみのメカニズム
▲黒ずみのメカニズム(画像元:くすみケアの2大ポイントとは)

「メラニン」とは表皮に存在する色素(お肌の色)のことです。

メラニンはお肌の細胞を守るために紫外線を吸収したり、たたく・こするなどの刺激を防いだり非常に大事な役割をしています。

メラニンは、メラノサイト(メラニン細胞とも呼ぶ)から生成されてターンオーバーとともに排出されます。

ちなみに「ターンオーバー」とは“表皮の新陳代謝”とも呼ばれています。

つまり表皮細胞が誕生してから、垢(アカ)となって肌から剥がれ落ちるまでの一連の流れを指します。このサイクルの期間は約28日と言われています。

メラニンの大量生成が黒ずみの原因

この肌を守ってくれる強い味方のメラニンですが、多くの紫外線を浴びたり、何度もこするなどの強い刺激を受けたりすると大量に生成されてしまいます。

通常より多い量のメラニンは、ターンオーバー期間内(28日サイクル以内)で全て排出されることができず、その一部が皮膚に残って蓄積されます。

これが黒ずみの主な原因となります。

続いて「なぜ産後も乳首が黒ずむのか?」について探っていきます。

(参考記事:「くすみケアの2大ポイントとは」黒田 愛美先生監修(クリントエグゼクリニック医師)

肌を外的刺激から守るため、結果的に黒ずんでしまうのはご理解いただけだかと思います。

また中でも乳首や乳輪、ワキ、外陰部などのデリケートゾーンは、元々メラニンが多く黒ずみやすい部分となります。

でも妊娠中から産後にかけて乳首や乳輪が黒ずむのはなぜでしょうか?

この主な要因について医師の満行 みどり先生の監修記事では次の3つを挙げています。

  • 妊娠・出産によるホルモンバランスの変化
  • 授乳
  • 加齢

引用:スキンケア大学「乳頭(乳首)・乳輪の黒ずみの原因と対処法」

2-1.妊娠・出産によるホルモンバランスの変化

下記のグラフを見ていただけると、妊娠中の特に20週あたりから女性ホルモン(美肌ホルモン、不細工ホルモン)の量が急激に分泌していることが分かります。

妊娠中のホルモンの変化
▲参照画像:gooベビー「体のあちこちに色素沈着!原因はホルモンにあり

このホルモンの急な変化に伴い、メラニンの量も増加して元々黒ずみやすい乳首や乳輪の色が濃くなってしまいます。

出産後はホルモンバランスが正常な状態に戻るため、黒ずみは薄れてきますがすぐに薄くなる訳ではありません。

詳しくは後述する「3.乳首の黒ずみはいつまで?」でご紹介します。

2-2.授乳

赤ちゃんがママの母乳を吸う刺激によってメラニンが増え、乳首が黒ずみやすい状態です。

赤ちゃんもだんだん吸う力が強くなっていくので、肌が刺激されるのは仕様がないことですね。

また一説によりますと「赤ちゃんがママのおっぱいを見つけやすくする目印」とも言われています。

生後半年頃まで赤ちゃんは視力が弱いので、乳首が黒ずむことでおっぱいを発見しやすいと言うことですね。

2-3.加齢

最初に解説した肌のターンオーバー(表皮の新陳代謝)周期の「28日」とは20代の方を指します。

下表のように30代、40代と年齢を重ねるごとにターンオーバーが遅くなって新陳代謝が低下します。

▼ターンオーバーの周期の目安

年齢 周期
10代 20日
20代 28日
30代 40日
40代 55日
50代 75日
60代以降 100日

つまり、30代の方は20代の頃より、40代の方は30代の頃より、肌細胞の生まれ変わりが遅くなります。

そして肌の新陳代謝が遅いと黒ずみの回復も遅くなる訳ですね。

(参考記事:スキンケア大学「乳頭(乳首)・乳輪の黒ずみの原因と対処法」満行 みどり先生 監修(みどり美容クリニック・広尾 院長)

産後の乳首の黒ずみは、いったいいつ頃まで続くのでしょうか?

この回答を「産後から6ヶ月程」とお答えしているのは助産師として現場で務める まい さんです。

妊娠や出産によって黒ずんだ乳首は、一般的には半年くらい経てば元の色に近い状態まで戻ると言われています。

引用:助産師の子育て術「産後の乳首の黒ずみをピンク色に戻したい!

妊娠期に急激に増えた女性ホルモンの分泌が産後、半年頃に落ち着くと言われているので、確かに納得のいくコメントです。

また赤ちゃんが授乳をしている間は乳首は黒ずんだままですが、授乳が終わると薄くなっていきます。

ただ完全に元の状態に戻るまではいかないかもしれません(個人差あり)。

1つ言えることは、以前よりも黒くなった方が少しでも色を薄くするためにケア対策が必要です。

次に乳首の黒ずみを薄くする具体的なケア方法をご紹介していきます。

ここでは乳首の黒ずみのケア対策を次の流れでご紹介します。

  • 美白クリームを活用する
  • バランスの取れた食事をとる
  • 睡眠を少しでもとるよう心がける
  • 外出時の紫外線対策を行う

ただ最後まで読んでいただけると分かりますが、ここでは乳首の黒ずみ対策に限ったことではなく、産後ママの肌トラブルを防ぎ、さらに美白効果が期待できる方法です。

乳首のケア対策だけ知りたい方は「4-1.美白クリームを活用する」をお読みください。

4-1.美白クリームを活用する

産婦人科医の福山 千代子先生(アヴェニューウィメンズクリニック院長)の監修記事では、乳首の黒ずみには積極的なケアが必要だとアドバイスしています。

メラニンの生成を抑えるビタミンC誘導体などの美白成分が配合されたものや、保湿成分で乳首を刺激や乾燥から守ってくれるクリームなどを選ぶと良いでしょう。

引用:スキンケア大学「産後の乳首・乳輪の黒ずみのケア方法

この時、気をつけるべきポイントは乳首以外の体の部分で試してみることだと言っています。

そもそも産後は敏感肌になっていることが多く、中でも乳首はデリケートな部分です。

信頼のある企業が扱っている化粧品とはいえ、いきなり使用すると肌荒れを起こす可能性もあります。

そこで福山先生は、化粧品を使う前には二の腕の柔らかな肌などで試すことを強く推奨しています。

乳首の黒ずみを薄くする美白クリーム

ちなみに当サイトで独自に調査したところ『ホワイト・ラグジュアリー・プレミアム』という薬用クリームが見つかりました。

特長としては①ビタミンC誘導体に代わる独自開発の成分でメラニンを抑制、②産後のママが実際に活用して改善したというコメントがあるという点が良かったです。

ただし、このようなクリームは赤ちゃんに全く影響がない授乳期が終わってから使ってくださいね。

ホワイト・ラグジュアリー・プレミアム

※定期購入がお得です:単品9,980円→定期5,980(4,000円OFF)、2回目以降もずっと5,980円

※2〜3ヶ月以上長く続けることで効果が期待できます。

4-2.バランスの取れた食事をとる

産後は育児に没頭してまともに料理をする時間がなく、食事にかたよりが出るママは多いです。

それに加えて育児疲労やストレスから肌トラブルをより悪化させやすい状態に陥っています。

そこでバランスの取れた食事が大事になってきます。

ただよく言われることですが、実際には何に注意すべきでしょうか。

ここでは農林水産省が提供する「食事バランスガイド」のように料理を5つのグループに分けると分かりやすいです。

下記イメージ図が料理例となります(拡大画像はこちら)。

食事バランスガイド

さらに詳しい情報は「食事バランスガイド早分かり」をお読みください。

注意点としては、母乳の質を重視する必要があるので乳製品はできるだけ控えましょう。

例えば牛乳・バター・チーズ・アイスクリーム・生クリーム・グラタンなどが該当します。

簡単に料理ができて栄養価が高い、かつダイエット効果も期待できるレシピについては「産後ママが食事で気をつけるべき3つのポイント」でご紹介しています。

4-3.睡眠を少しでもとるよう心がける

睡眠不足による肌への悪影響として、肌のターンオーバーが乱れてしまいます。

とは言っても産後のママは育児のためまとまった時間の睡眠をとるのは厳しく、どうしても睡眠不足になりがちです。

そこで「育児に徹する!」と旦那さんにも公言しましょう(笑)

家事を後回しにして、せめて赤ちゃんの寝ている間だけでも一緒に眠るように心がけます。

少しでも睡眠がとれれば、肌の新陳代謝もしっかり働いてくれます。

4-4.外出時の紫外線対策を行う

外出時は妊娠する前の頃よりも紫外線対策を怠ってはいけません。

特に妊娠中もそうですが、産後のママのお肌は敏感になっています。

紫外線を避けてメラニンの生成を少しでも妨げることができれば、肌全体の黒ずみを抑えることができるでしょう。

ただ産後に敏感肌になって日焼け止めクリームなど合わない方もいますので、ここではクリームに頼らない紫外線対策を挙げます。

  • 帽子をかぶる
  • UV加工の服を着る
  • 日傘を使う
  • UVカットのサングラス(帽子のつばが広いなら不要)

また日差しの強い日でどうしても外出の用がある場合、極力日陰となる場所を歩くようにして心がけましょう。

Yahoo!知恵袋に「乳首が真っ黒なの元に戻りますか?」という質問が複数の産後ママから投稿されていました。

最初に先輩ママたちの答えをまとめますと次の通りです。

  • 産後、時間はかかったが薄くなった
  • 乳首が真っ黒の時期はしばらくの間だけ

やはり産後に薄くなる時期はママによって異なるので、明確な時期を示すことはできませんが、だいたいの方は「産後、時間が経つと薄くなった」ということが分かります。

先輩ママたちの声を聞いていると励みになります。

それでは彼女たちの心強いコメントをご紹介していきましょう。

私は2~3ヶ月くらいたってから徐々に戻ってきましたよ☆

ほんと、見たら辛いですよね(;´д⊂)

pikarinko7575さん

この方は「(乳首の色は多少)戻るので大丈夫です」とアドバイスがありました。

一人目、二人目、やっぱり同じってことはないです!

私は産後1年くらいで元に戻りましたよ!

授乳をやめたくらいから徐々に薄くなったと思います。

lilly_my_rさん

彼女の場合、初めての子や2人目を出産した後の乳首の色について語っています。

ただその後、また妊娠して黒く大きくなってしまったようです。でも後悔は全く見られません。

真っ黒は戻りますよー!

gotmimi0101さん

このママのバストサイズはBサイズ。完全母乳でしたが、ほとんどたれることもなかったようです。

黒ずみは治りましたよ。

胸は張り具合にもよると思いますが、完ミなのに垂れたし左右のサイズも微妙にかわりました。

realize_iritisさん

彼女は黒ずみは治りましたが、胸の左右のサイズが変わった来たことにも言及しています。

この理由を妊娠中、ブラジャーを付けなかったり、ハーフトップブラばかりを利用していたと考えているようです。

この他にも「乳首の黒ずみは治ります」という頼もしい声を見つけることが出来ました。

色は多少は治るでしょうが(ケアするクリームもあるそうですし)乳輪の大きさは、元通りにはならないと思いますよ。

kirin_milk_tea0303さん

出産し、母乳で育てているうちに色素は元に戻ります。

でも、乳首は赤ちゃんが吸い続けたので吸いやすい形状のまま戻りません。

shoken_memoさん

そして中でも勇気づけられる「あまり気にしない事ですよ!!じきに戻ります」という言葉が印象的でした。