産後、ただでさえ育児で疲れているのに、さらに自身の抜け毛で悩むママ。
でも安心してください。産後の抜け毛は一時的な物です。
ここでは抜け毛防止について、次のポイントを押さえて分かりやすく解説していきます。
- 産後、抜け毛の予防対策の前に
- 対策1. なるべく睡眠を取るようにする
- 対策2. 規則正しい生活を意識する
- 対策3. 葉酸を摂取する
- 対策4. 大豆製品を食べる
- 対策5. 正しい方法で髪を洗う
- 対策6. 低刺激性の抜け毛予防シャンプーを使う
- 対策7. 授乳中のママが使える育毛剤でケアする
当記事を読むことで、抜け毛で悩むママが少しでも元気になるきっかけになれば幸いです。
産後、抜け毛の予防対策の前に
まず産後の抜け毛は「誰にでも起きる生理的現象」であることを理解して、あまり気にしすぎないことです。
個人差はありますが、産後半年から1年頃には自然と解消されていきます。
抜け毛の時期について、秋葉原スキンクリニックの院長である堀内 祐紀(ほりうち ゆうき)先生の監修した記事で紹介されていました。
一般的には、少しだけ育児に慣れ始めてきた産後2~3か月くらいから抜け毛が始まる方が多いと言われています。
抜け毛のピークは産後6か月~1年頃。
引用:マイナビウーマン「 【医師監修】産後の抜け毛はいつからいつまで続く? 抜け毛の原因と対策」
確かに今まで見たことのない量の髪の毛が抜けてショックを受けるママは少なくありません。
でも気にし過ぎてストレスがたまると、さらに抜け毛が増えるという悪循環に陥いります。
「みんなママたちは経験してきた。自分のもそのうち解消されるだろう」と構えるくらいの姿勢が大事です。
このことをふまえて産後、抜け毛の予防対策を見ていきましょう。
1. なるべく睡眠を取るようにする
産後のママは、夜中も関係なく3時間おきの授乳や赤ちゃんの身の回りの世話など、どうしても睡眠不足になりがちです。
十分な睡眠をとるのは難しい状況ですが、例えば赤ちゃんがお昼寝している時にママも一緒に少しでも寝るようにしましょう(家事より育児!笑)。
これは抜け毛の原因となるストレスや育児疲労を少しでも軽減するためです。
また「髪の毛が育つには成長ホルモンが大切」と語るのは脇坂 長興先生(わきさか ながおき・脇坂クリニック大阪院長)です。
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、髪の補修に働きかけるようです。
ただ短い睡眠では成長ホルモンは分泌されないため、1日最低5時間は必要だとアドバイスしています。
でも産後の授乳中は難しいですよね…
ただ眠りについてから最初の3時間に成長ホルモンが最も盛んに分泌されることが分かっているようです。
パパやご両親の協力を得て、せめて週末だけでも3時間以上、ぐっすりと眠る機会を作りたいですね。
※参考:髪のせんせい「専門家とアンファーがお届けする抜け毛に効く睡眠」
2. 規則正しい生活を心がける
「食事はいつも決まった時間に取る」「朝は早く起きて、夜は寝る」
産後すぐに規則正しい生活というのは難しいかもしれません。
それなら2〜3時間おきの授乳が落ち着く3ヶ月以降を目安に始めるのはいかがでしょうか。
(授乳の時間をコントールして生活リズムを作る方法もあるようです)
できるだけ規則正しい生活を送る理由は、抜け毛に関わる自律神経のバランスを整えるためです。
「自律神経」とは簡単に説明すると、内臓を動かす・血液を流すなど、人間が無意識のうちに体の機能をコントロールする神経のことです。
自律神経のバランスが乱れるとイライラしたり、不眠気味になったり、体の代謝が悪くなる症状が出てきます。
特に昼と夜が逆転しないよう、夜は眠れない時でも目をつぶって横になるように心がけましょう。
3. 葉酸を摂取する
医師の山中 薫子先生(やまなか かおるこ・渋谷文化村通りレディースクリニック)の監修記事によると、葉酸を摂取することでぐっすり眠れることが期待できると伝えています。
葉酸には、良質な睡眠に導くメラトニンというホルモンの材料となる『セロトニン』を作り出す効果があり、『安眠効果』が期待できます。
引用:葉酸サプリ110番「産後の抜け毛に特に葉酸を摂ることをがおすすめな理由」
そして安眠できるようになると成長ホルモンの分泌量が増えて、弱った髪の修復や髪の成長につながります。
これは結果的に抜け毛予防の効果が見込める訳ですね。
さらに葉酸を摂取することでストレス緩和の効果も期待できるようです。
葉酸の1日の推奨量
1日の葉酸の推奨量は、妊娠前で 240 μg(マイクログラム)、授乳中のママは 340 μg 、妊娠中は その倍となる 480 μg となります。
また具体的な食材・食品については、医師の矢追 正幸先生(矢追医院 院長)の監修記事によりますと「葉酸は主に緑黄色野菜、レバー、柑きつ類に多く含まれている」と説明されています。
具体的な食材についてはヘルスケア大学の記事「葉酸が多く含まれる食べ物・食品」で詳しく紹介されています。
ただ食べ物だけで摂取するのは特に産後、目まぐるしい育児で難しいので葉酸のサプリメントを利用すると良いですね。
4. 大豆製品を食べる
医師の馬渕 知子先生(まぶち ともこ・マブチメディカルクリニック院長)の監修記事では、大豆製品を食べることが産後の抜け毛予防につながるとアドバイスしています。
大豆に含まれるイソフラボンにはエストロゲン(女性ホルモンのこと)と似た作用がありますので、乱れたホルモンバランスを整えるのに役立つことが期待できるからです。
引用:スキンケア大学「出産後の抜け毛の原因と改善方法」
産後は育児に専念して、ママ自身の食事が十分に取れないことも多々あるかと思います。
でも日頃から意識的にイソフラボンを摂取することで、抜け毛予防の効果が見込める訳ですね。
イソフラボンの1日の摂取量
国が運営する食品安全の評価を行う機関『食品安全委員会』によりますと、イソフラボンの1日に摂取する目安量の上限値は 70〜75mg です。
(ただし、サプリメントなどの健康食品の場合、上限値は30mg)
大豆は加工しても成分があまり失われることはないので、次の食品を摂るように心がけると無理なく続けられますね。
- 納豆1パック:約35mg
- 豆腐1丁:約60mg
- 味噌汁1杯:約6mg
- 豆乳1パック(200g):約50mg
ただし過剰摂取は体調不良を招く危険性があるので気をつけてください。
詳しくは『美肌×レシピ』さんの記事「過剰摂取は逆効果!大豆イソフラボンの1日の適量は?」で分かりやすく解説しています。
5. 正しい方法で髪を洗う
アヴェニュー・ウィメンズ・クリニックの院長、福山 千代子 先生が監修した記事では、産後のデリケートな頭皮をケアする必要があると指摘しています。
そこで次の正しい方法で髪を洗うことで、頭皮を清潔な状態に保ちます。
- 手順1.低刺激のシャンプー剤を選ぶ
- 手順2.ブラッシング→予洗いをする
- 手順3.38度程のぬるめのお湯を使う
- 手順4.シャンプーを泡立てる
- 手順5.洗い流して、しっかり乾かす
※参照:ヘルスケア大学「産後の頭皮のかゆみはなぜ起きる?」
この一連の流れが動画になった映像をピンポイントで見つけましたので(笑)、まずはこちらをご視聴ください。
※注意!動画ではドライヤーは「Cold」とアドバイスしてますが、寒い季節にママは体を冷やしてはいけないので「Hot」でもかまいません
詳しい解説をご覧になりたい方は、下記をお読みください。
手順1.低刺激のシャンプー剤を選ぶ
産後はホルモンの変化の影響や睡眠不足、育児ストレスなどで頭皮は弱っています。
なので頭皮に優しい低刺激のシャンプー剤を選びます。
シャンプーについては後述する「6. 低刺激性の抜け毛予防シャンプーを使う」で解説しています。
手順2.ブラッシング→予洗いをする
頭を洗う前にブラッシングで髪に付いた汚れを落とします
続いて予洗い(よあらい)をします。これはシャンプーをつける前にお湯で頭を洗うことを意味します。
予洗いを行う理由は、①頭皮の汗・皮脂が落ちやすくなる、②髪に付いたホコリなどのゴミが落ちやすくなるからです。
ちなみにこの時のお湯の温度は38度くらいが最適です。「手順3」で理由を述べます。
手順3.38度程のぬるめのお湯を使う
頭を洗う時は38度くらいのぬるめのお湯を使いましょう。
実はこの湯加減が、頭皮の皮脂(アブラ)をしっかり溶かす最適な温度のようです。
手順4.シャンプーを泡立てる
次はシャンプーですが、いきなり液体を直接、髪や頭皮に付けるのはNGです!
頭皮に刺激を与え、さらにシャンプーの洗い残しにより、ママによっては炎症を起こす原因となります。
基本的な使い方は、シャンプーを手のひらに適切な量を取り、お湯で泡立てて使います。
ポイントは指の腹を使って優しく洗うこと。爪を立てないようしてください。
手順5.洗い流して、しっかり乾かす
シャンプーをしっかり洗い流します。
最後にドライヤーを使用して、髪の根本を中心によく乾かしましょう。
頭皮が濡れた状態だと雑菌が増えやすい環境となり、頭皮にとって悪影響となります。
これより先は、産後ママが使えるシャンプーや育毛剤についてご紹介していきます。
6. 低刺激性の抜け毛予防シャンプーを使う
産後の敏感な頭皮には低刺激のシャンプー剤がオススメです。
中でも@cosmeで利用者が多く、評価の高い『haru kurokami スカルプ』は、100%天然由来のシャンプーで人気があります。
抜け毛予防だけではなく、黒髪を迎えやすい状態に整える(白髪ケア)のダブル効果が期待できます。
さらに良い点は、産後の女性が使えるシャンプーであること。
そしてリンスインだからこの1本で済むので、育児で時間のないママの強い味方なのです。
実際に使った setan さんは産後、赤ちゃんと一緒にお風呂に入るために購入しました。
4ヶ月で2本使いましたが発毛してるという実感があります。
(抜け毛やかゆみで)頭頂部がとっても悲惨だったのが、いつの間にか気にならなくなりました。
期待してなかったので、毎月行ってる美容院で指摘されて、やっぱり毛が増えてると認識しました。
引用:@cosme「haru kurokami スカルプ 口コミ」setanさん(30代 女性)
また彼女は通常のシャンプーの場合、鼻炎を発症するほど香りに敏感なのですが、このkurokami スカルプだと香りがほぼ残らないことにも満足しているようです。
オススメの抜け毛予防シャンプーについて「産後ママが抜け毛予防に使えるお勧めシャンプー厳選3選」も参考になります。
・名称:haru kurokami スカルプ
・単品価格:3,888円(税込)
・送料:通常は全国一律500円(税込)
・@cosme評価:★4.8/全7.0 (レビュー数1,543件)
・公式サイト:haruオンラインショップ

7. 授乳中のママが使える育毛剤でケアする
元々薄毛で産後にさらにひどくなったという方は育毛剤でケアする方法もあります。
今では男性だけではなく、女性用の育毛剤も世に出回っています。
産後の授乳中のママも使える『ベルタ育毛剤』はお勧めで、産後の脱毛・ふけ・かゆみなどを防ぐ効果が期待できます。
また無添加成分を使用しているので妊娠中・授乳中の女性だけではなく、肌が敏感だったり乾燥しやすい方も安心して使えます。
ベルタ育毛剤は女性の薄毛の原因や対策を徹底して研究・開発された製品なので男性は使用NGです(パパは使っちゃダメです)。
ここで百聞は一見にしかず。実際に使用した先輩ママの声を見ていきましょう。
londonparis77 さんは、妊娠中や授乳中でも安心という点にひかれてベルタ育毛剤を使用してみました。
使用感ですが
敏感肌にも使用可能ということで
やや乾燥でかゆみがあったりする地肌にはどうかな?と使ってみました。使用してほどなくちょっとピリっとした感覚というか
なんだか浸透しているなーという感じがあり
しばらく頭皮の血行が促進されているようなジワジワというかジンジンした感覚がありました。引用:@cosme「ベルタ育毛剤」londonparis77さん(30代)
このジンジンした感覚が「敏感肌の私に合わないのか?」少し不安になったそうですが、しばらくすると治ったようです。
そして頭皮がかぶれることはありませんでした。
1本(=1ヶ月分)使い切った感想として、地肌が柔らかくなり、乾燥も改善されたように感じたと語っています。
ただし効果については個人差があります。
また育毛剤は、ヘアサイクルの観点からも3ヶ月以上継続することが必要であることもご了承ください。
ベルタ育毛剤の料金・実績について
※ここで解説している価格は全て税込価格です
単品購入で価格は、7,106円(1本6,458円+送料代648円)です。
定期購入する場合、初回は4,298円(33%OFF)で2回目以降はずっと5,378円(16%OFF)の割引が適用されて、送料は無料です。
ただし、定期購入は条件があり3回以上(3ヶ月以上)の継続が必須となります。
ちなみにこの育毛剤の実績を調べていると@cosme の評価(レビュー数 385件・2017年12月時点)もさることながら、公式サイトの「よくある質問」に行き当たりました。
「ベルタ育毛剤は女性の育毛に特化して開発し、厚生労働省から許可がおりた商品。」と記載があったのです。
他製品にはそのような記述がほとんど見当たりません。
これはまさに国が認めた育毛剤と解釈してよいでしょう。
・価格:6,458円(税込)
・送料:全国一律648円(一部地域を除く)
・@cosme評価:星5.3/全7.0 (レビュー数 385件)
・公式ショップページ:女性用育毛剤なら【ベルタ育毛剤】

この他にも産後ママが使用できる育毛剤について「産後、授乳中のママが使えるオススメ育毛剤4選」をご覧ください。