出産準備と言っても、いろいろな情報があふれているため、何から準備して良いのかよく分からない!という方は多いと思います。特に季節を特定した内容は少ないです。
あなたが秋頃(9〜11月)に出産を予定しているなら、結論を申しますと準備すべきポイントは次の通りです。
- 季節の変わり目に備えた防寒対策
- 乾燥してくる空気の加湿対策
ここでは季節の変わり目に用意しておくべき肌着・洋服や赤ちゃんの肌の乾燥を抑える加湿器など、それ以外にも本当に必要な出産準備グッズをまとめました。
また、初めてのママさんのために馴染みない言葉には解説や写真を掲載しているので、分かりやすくしています。安心して読み進めてください。
産後の準備は後回しにして、まずは出産準備について先に知りたい方は『もうすぐ出産!入院準備に欠かせない49選』を一読しておきましょう。
日常品
- 1.紙おむつ
- 2.おしりふき
- 3.短肌着
- 4.おくるみ(アフガン)
- 5.ガーゼハンカチ
紙おむつは新生児の場合、1日10回は代えるほど多く使用します(もちろん個人差はあります)。メーカーにもよりますが1袋にオムツが100枚前後入っているので、それを2〜3袋用意しておくと安心です。
メリーズ、パンパースなど、メーカーも様々で悩みどころでしょう。実際のところは、産院で提供された紙おむつのメーカーをそのまま使い続けたり、ネットでの先輩ママさんの口コミやAmazonなどのレビューを参考にメーカーを決めることが多いようです。

新生児用紙オムツ(テープタイプ)
おしりふきはオムツの交換の際に重宝します。おしっこで蒸れる赤ちゃんのお肌をケアしましょう。赤ちゃん本舗の「水99%おしりふき」は人気があるようです。
短肌着は最低4〜5枚、余裕を持って7〜8枚ほど用意しましょう。9月はまだ暑いので寝汗をかくし、またオシッコを漏らしたときに代える用としてたくさん持っていると安心です。
おくるみは1枚。汚したら代替用として2枚あると安心です。主にお昼寝の時にかけたり、外出時に包んだりと寒さ対策として使います。
ガーゼハンカチは授乳時や沐浴(もくよく・赤ちゃんお風呂のこと)時に活用します。よく使うので10枚ほどあってもよいでしょう。
紙オムツには「テープタイプ」と「パンツタイプ」の2種類があります。新生児には迷わずテープタイプを使用します。(パンツタイプはハイハイをして、足がバタつく赤ちゃん用です)
私の場合は産後、夫がテープタイプの紙オムツ3袋(メーカーはランダムに3種類)とおしりふきを1ケース(100枚×24個パック)を一緒にネットで購入してくれました。
特にオムツは手荷物としては大きいのでかさばります。車があればパパにお願いしたいところですが、車が必要ない家庭はインターネットを活用すると良いでしょう。かさばる荷物も運送屋さんが玄関まで運んでくれますよ。
ちなみにAmazonの紙オムツのランキングTOP100(2016年2月22日現在)では、次の3つの新生児用おむつが上位にランクインしてました。
- メリーズ さらさらエアスルー 新生児用 90枚
(テープタイプ)
- ムーニー エアフィット 新生児 111枚
(テープタイプ)
- グーン プレミアム 天使の産着 新生児用(お誕生~5kg) 62枚入
(テープタイプ)
まずはAmazonの各レビューをご覧になって「良さそうだな」と感じたら購入するで良いと思います。
ミルク関連
- 6.授乳クッション
- 7.粉ミルク(特にミルクで進める方)
- 8.哺乳瓶
- 9.哺乳瓶の消毒用具
授乳クッションがあると赤ちゃんを安定させて授乳することができます。赤ちゃんがまだ小さい新生児〜6ヶ月のうちは重宝します。大きなぬいぐるみを授乳クッション代わりにする強者ママさんもいらっしゃいます( 笑)

授乳クッション
粉ミルクと哺乳瓶は、ミルクで赤ちゃんを育てる方、またすぐに職場復帰するために授乳とミルクの混合を考えている方などは必需品です。
お風呂
- 10.ベビーバス
- 11.ベビーソープ
ベビーバスは、赤ちゃんをお風呂に入れるのに必須のアイテムです。また石けんも固形せっけんを使うと肌が荒れる可能性があるので心配です。必ず赤ちゃん専用のベビーソープを使うことを勧めます。

ベビーバス(エアータイプ)
おやすみ用品
- 12.ベビー布団
- 13.防水シーツとシーツ1セット
- 14.ベビーベッド
秋は季節の変わり目で寒くなっていきます。そこで赤ちゃんの防寒対策として心強いのがベビー布団です。また、マットをオシッコで濡らしても良いように防水シーツがあると安心です。
ベビーベッドはインターネットでリーズナブルな商品を購入するか、レンタルを活用する方法があります。ベッドで添い寝して不要だったというママさんもいますが、ベビーベッドは柵があるので、ちょっとだけ側を離れる時にとても安心です。
家電
- 15.加湿器
赤ちゃんの乾燥肌から守る対策にもなり、また喉(のど)や鼻の粘膜の乾燥も防いでくれるのが加湿器です。意外と重宝します。
ただ加湿器といってもいろんな種類があるので、DAINICHIさんの『加湿器の比較と特長を知る』がイラストで分かりやすいです。それぞれのメリット・デメリットが参考になるので是非、ご覧ください。

ハイブリット式 加湿器
私の場合、あらゆる種類の加湿器の中からも「ハイブリット式(加熱気化式)」を選び、「SHARP ハイブリッド式 加湿機

- ハイブリット式(加熱気化式)なので雑菌の飛散の心配がない
- 他社製と比べてフィルターが洗える(交換用フィルターの購入が不要)
- ハイブリット式なので加湿能力が大きく、効率よく 加湿できる
私たち家族はSHARPの加湿器で満足していますが、ご自身の要望に合った製品を選びたい方は、ネットで調査して、実際に電気製品店の店員に確認することをお勧めします。
ケア用品
- 16.ボディクリーム
- 17.爪切り/やすり
- 18.ベビー用綿棒
- 19.ベビーオイル(耳・鼻掃除用)
お風呂後にボディークリームでしっかりケアしましょう。母体の中では守られている赤ちゃんの肌も、生まれた後は乾燥や雑菌、また紫外線など刺激の強いものに触れることになります。この時期にスキンケアをするかしないかで、今後の赤ちゃんの肌に強く影響するようです。(ケアをしないと将来、アトピーの原因にもなるとか・・)
赤ちゃんは爪がしっかり生えています。その手で顔を引っ掻いて傷つけることもあるので、爪切りかやすりでしっかりケアしてあげましょう。
ベビー用綿棒は耳掃除、おへそ掃除で使います。その際はベビーオイルを綿棒につけて使います。
身に付けるもの
- 20.コンビ肌着
- 21.洋服(ツーウェイオール)
- 22.帽子
- 23.くつ下
コンビ肌着とは短肌着の上から着させるものです。股下が留められるため、足をバタつかせても肌着がほどけることはありません。特に10月から肌寒くなるので最低でも4〜5枚は用意しておきたいですね。
※ ただし赤ちゃんによっては暑がることもあるので、短肌着かコンビ肌着1枚だけで良いこともあります。

コンビ肌着
ツーウェイオールとは、大人の洋服で例えると「ワンピース」と「つなぎ服」のように1枚2役の洋服になります(あくまで例えのイメージです)。
新生児の頃はオムツの代えが頻繁にできるワンピース型(=これを「ベビーオール」と呼ぶ)、2〜3ヶ月たったら足が動くようになるのでつなぎ服型(=これを「カバーオール」と呼ぶ)を使います。

ツーウェイオール(左がカバーオール、右がベビーオール)
帽子や靴下は外出時に防寒対策として使用します。赤ちゃんは最初の1ヶ月は外出してはいけないので、後で購入しても間に合います。
ママの必需品
- 24.母乳パッド
- 25.授乳用ブラジャー
母乳パッドは入院する産院で用意していることもありますが、授乳している間はずっと使用します。まとめて購入していても良いでしょう。
授乳用ブラジャーは赤ちゃんの授乳に必需品です。私はリーズナブルで質の良いユニクロのものを使用していました。
お出かけ
- 26.チャイルドシート
赤ちゃんと車でお出かけの時に必ず必要なものです。
後で購入しても大丈夫なもの
- 27.ベビーカー
- 28.抱っこ紐
ここでのベビー用品は産後、すぐに必要になるものでありません。
首がすわる前の寝たままで利用可能な形、そして首・腰がすわった状態より使用可能な形のツーウェイ(2way・2種類可変)のベビーカーがお勧めです。一般にこのツーウェイ型を「AB型ベビーカー」と呼びます。
抱っこ紐は首がすわった後の4ヶ月後以降でもかまいません。首がすわっていない乳児用の抱っこ紐もあります。
私の息子の場合、ベビーカー(生後1カ月〜3歳まで用)は生後50日経ってから使用し、首が座る3ヶ月頃から抱っこ紐を使うようになりました。ご参考までに。
まとめ
出産後、必要なものばかりと感じましたでしょうか?特に秋生まれの赤ちゃんには、 季節の変わり目に備えて、
- 赤ちゃんの防寒対策用の肌着・洋服をそろえる
- 赤ちゃんの肌と喉・鼻の粘膜の乾燥も防ぐために加湿器を備える
- デリケートな赤ちゃんの肌を守るためにボディークリームを準備する
というポイントをしっかり抑えて、出産の準備に取り組むと安心して出産を迎えることができるしょう。