妊娠中にシミが増えた!肝斑の疑い?対策と4つの予防策

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「妊娠中にシミが増えた気がする…」と悩んでいませんか?

一般的なシミと異なり、妊娠中のシミの原因は女性ホルモンによるものと言われ、産後になってから薄くなっていく方もいます。

だからといって何も予防策をしないのは、結果的にシミを悪化させることにつながるかもしれません。

ここでは妊娠中のシミについて、初めての妊婦さんが読んでも分かるように解説していきます。

目次:

 

 
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当記事のライターである私が実際、妊娠中にとても利用させていただいた口コミサイト『WOMEN’S PARK(ウィメンズパーク)』にシミに関するコメントありました。

いくつかご紹介したいと思います。

EveEveEve さんは2人目の妊娠中に顔のシミが増えてきたそうです。

妊娠8ヶ月頃からみるみる内にソバカスやホクロまでメラニンが増殖しております…….泣!!

EveEveEve さん(2016/03/24)

彼女はもともとソバカス持ちでしたが、美容皮膚科に勤めていたため、1人目の産後の時は光治療でだいぶ薄くしたようです。

しかし2人目の妊娠中にシミ・ソバカスが増えて、ホクロが濃くなったことにも触れています。

やきもちさきさんの場合、切迫早産の入院中に顔のシミが気になったことを告白しています。

妊娠中だから?と言い訳もしていたのですが、酷い、ひどすぎる。
ソバカス、ほっとけば大きなシミになりそうです。

両頬の高い所から、鼻の高い所が、まーソバカスだらけです。
これ、消えないにしても、何とかならんかな、、と悩みます。

やきもちさきちゃん(2016/03/06)

この彼女をコメントを読むとシミとソバカスの区別がついてないことが分かります。

シミはいくつか種類があり、その種類によって対処法・治療法が異なります。

ここは大事なポイントなので次で詳しく解説しましょう。

シミの種類によって対処方法や予防策は異なってきます。そこでまず、妊婦さんに生じやすいシミの種類を確認にします。

ノエル銀座クリニックで美容整形を専門に医師をしている厚田 幸子先生は「シミの種類はいくつもある」と教えてくれます。

中でも多くの方を悩ませるシミとして、こちらの種類を挙げています。

  • 老人性色素斑
  • 雀卵斑(そばかす)
  • 肝斑 ←「かんぱん」と読み、妊娠中の方に多いシミ
  • 炎症後 色素沈着

(参照記事:スキンケア大学「シミ(しみ)の種類と適したレーザー」)

それぞれ分かりやすく解説していきます。

※ ここでのイメージ画像は、大手企業の医薬品メーカー「第一三共ヘルスケア株式会社」が運営するサイト『トランシーノ』から引用しています。

2-1.老人性 色素斑(ろうじんせい しきそはん)

主な原因:紫外線

特徴は頬やこみかみによくできるシミで、境界がはっきりした大小薄茶色をしています。

老人性 色素斑(ろうじんせい しきそはん)

一般的に言われるシミはこのケースが多く、日本人では一般的に40歳前後から現れやすい(ただし、野外にいることが多い方は、20代後半から現れることも)。

2-2.雀卵斑(じゃくらんはん)

主な原因:紫外線

特徴は頬や鼻を中心に発生し、丸みのある茶褐色のシミです。

「雀卵斑」という呼び方が難しいですが「そばかす」のこと。後者の呼び方が馴染みがありますね。

雀卵斑(そばかす)

遺伝的なものとそれ以外の2タイプに分かれますが、いずれも主な原因は紫外線。子供から大人まで見られます。

成長とともに増えたり、紫外線の影響で濃くなったり増えたりします。

2-3.肝斑(かんぱん)

主な原因:女性ホルモン

特徴は頬骨に沿って左右対称に生じ、輪郭がはっきりしない薄茶色のシミです。

30〜40歳代に発症することが多いシミで、また妊娠中やピル服用中に生じることが多いことから、女性ホルモンが関係していると考えられています。

肝斑(かんぱん)

特に最近生じたシミが気になる妊婦さんは、この肝斑の可能性が高いですね。

ちなみに、妊娠中に生じる肝斑によるシミを「妊娠性肝斑」と呼びます。

妊娠性肝斑に関する発症期間や対処法について、後ほど詳しくお伝えします。

2-4.炎症後 色素沈着

主な原因:ニキビ・やけど・擦り傷・かぶれ(化粧品による)などの炎症

特徴は一時的な外傷(やけど)、または慢性的な肌荒れ(ニキビ、かぶれ)により炎症した箇所に生じるもので、褐色(濃い茶系)のシミです。

炎症後 色素沈着(えんしょうご しきそちんちゃく)

お肌の新陳代謝が正常であれば、炎症は治まっていき、シミも自然と軽快していきます。

さて、当記事のほとんどの閲覧者は妊娠中の方だと思っていますので、次に「妊娠性肝斑」について詳しく紹介します。

まずは一般的なシミ(老人性 色素斑)が発生する仕組みを理解しましょう。

すると妊娠性肝斑の理解が深まります。

一般的なシミのメカニズム

最初にこちらのイメージ図をご覧ください。


▲シミのメカニズム(画像元:くすみケアの2大ポイントとは「くすみの原因①:メラニン色素」)

「メラニン」とは表皮に存在する色素(お肌の色)のことで、肌を守るために紫外線を吸収します。

これは“メラニン細胞”とも呼ばれるメラノサイトから生成され、肌の新陳代謝=ターンオーバーとともにメラニンは排出されます。

ちなみに「ターンオーバー」とは表皮の新陳代謝のことで表皮細胞が生まれて、垢となって剥がれ落ちるまでの流れのこと。このサイクルはおよそ28日サイクルと言われています。

メラニンの大量生成がシミの原因

さて、この肌を守ってくれるメラニンですが、多くの紫外線を浴びるとたくさん生成されます。

すると、通常より多いメラニンは、ターンオーバーの28日サイクル以内で全て排出されず、一部が皮膚に残り蓄積されます。

これがシミの原因となってしまうのです。

また紫外線以外にもメラニンを大量発生する要因には、肌への摩擦・刺激(過剰な洗顔)やストレスなどがあり、これらはシミの悪化につながります。 

(参考記事:「くすみケアの2大ポイントとは(クリントエグゼクリニック医師、黒田 愛美先生 監修)」)

妊娠性肝斑の原因

一方、妊娠性肝斑の場合、妊娠中の人にシミが発症しやすいという特徴があります。

特に妊娠中は女性ホルモンの分泌が急激に盛んになります。

そこでこの女性ホルモンが、メラニンを刺激し活性化する何かしら作用をしているのではないか、と考えられています。

皮膚の専門家が監修する様々なブログ記事を読んでいると、妊娠性肝斑は「産後1年ほど」で落ち着くようです(ただし個人差あり)。

一般のシミと違って、妊娠性肝斑は一時的なものであることがご理解いただけたかと思います。

半数近くの妊婦はシミが増えたことを経験

複数の大手企業で運営される出産育児サイト『プレママタウン』では、過去に2,000人以上の方にアンケートを取りました。

そこで「妊娠中にしみやそばかすが増えましたか?」という質問に対し、実に半数近い44.9%の回答者は「シミが増えた」と答えています(下記グラフ参照)。


▲画像引用元:プレママタウン「しみ・そばかす

このことからも妊娠中にシミが増えるのは珍しいことではないことが分かります。

妊娠期にできたシミ=肝斑の対処法はあるのでしょうか?

麻布ビューティクリニックの皮膚科医、片山 聖子先生は2児のママでもあります。

彼女のインタビュー記事によりますと、肝斑に効果的なのは「トラネキサム酸を含むサプリメントの服用」と答えています。

トラネキサム酸とは?

トラネキサム酸とは、アミノ酸の一種で本来は湿疹・じんましんなどの治療に用いられています。

このトラネキサム酸のシミへの効果として、メラニン生成に働く物質(紫外線、女性ホルモンのこと)をブロックする働きがあります。

この成分を含んだサプリメントを服用しながら、ビタミンCの摂取(詳しくは後述します)、ケミカルピーリング(皮膚に化学薬品を塗って肌の新陳代謝を促す)を合わせて行うとより効果的のようです。

ただし、片山先生によりますとこの方法でも完全にシミがなくなるわけではないようです。

かなり効果的な方法ではありますが、まったく肝斑がなくなってきれいさっぱりというわけにはなかなかいきません。

できるだけ作らないのがベストです。

引用:gooベビー「できてしまったシミと肝斑、産後はどうなる?」(皮膚科医・片山 聖子先生インタビューより)

いずれにしても、「紫外線対策と肌への刺激を避けることが重要」だと結論付けています。

続いて、妊娠中に行える具体的な紫外線対策、刺激の回避方法を見ていきましょう。

妊娠中の女性ホルモンの増加は止めようがありませんが、だからといって「何もしない!」というのはお肌にとって良くありません。

最悪の場合、産後にそのままシミとなって残ることもあります。

そこで、妊娠期でも無理なくできる次の4つの対策をご紹介していきます。

  • 紫外線対策を行う
  • 肌への刺激を少なくする
  • 質の高い睡眠を心がける
  • ビタミンC・ビタミンEを摂取する

専門用語は全て噛み砕いて分かりやすく解説していきます。

5-1.紫外線対策を行う

一般的なシミの原因は「紫外線」。肝斑の原因は「女性ホルモン」。

このように妊娠中の肝斑の直接的な原因は、紫外線ではありません。

ただし主な原因は異なっても、どちらもメラニンの活性化を促し、結果的にシミを作り出します。

シミを作るメカニズムは同じであり、メラニンを生成する一番の原因である紫外線を防ぐ事は、肝斑の防止にもつながります。

既に日頃から様々な紫外線対策を心掛けている方も多いと思います。

その中でも妊婦さん(特に日焼け止めクリームの匂いがダメな方、又は敏感肌になって塗りたくない方)に積極的に取り入れていただきたい紫外線対策は、下記のとおりです。

  • 帽子をかぶる
  • UV加工の服を着る
  • 日傘を使う
  • UVカットのサングラス(帽子のつばが広いなら不要)

日差しの強い日はなるべく室内にいることが最善の対策ですが、どうしても外出の用事がある場合、日陰を歩くようにすることをお忘れなく。

5-2.肌への刺激を少なくする

意外と知られていませんが、皮膚が摩擦などの物理的な刺激を受けると、防御反応としてメラニンがたくさん生成されます。

引用:NICOLY「そのシミ「肝斑」かも? 原因や治療法を知って、早めのケアを!

とご教示くださるのは、品川スキンクリニック表参道院の医師、石橋 正太です。

当然、メラニンが生成されることでシミが増える原因となってしまいます。

この防止策として次のことを挙げています。

  • スクラブ洗顔商品を使ってゴシゴシ顔を洗うのはNG!
  • 美顔器で強いマッサージを行うのはNG!

5-3.質の高い睡眠を心がける

妊娠中の女性ホルモンの変化は止めようがありません。

ただし、少しでもストレスを軽減する方法はあります。それが睡眠です。

医療法人ララクリニックで勤める医師、川端 愛子先生は、「肌のためにも質の高い睡眠を取ることが重要」とアドバイスしています。

質の高い睡眠をとることで、成長ホルモン(体の機能を正常に働かせる生理物質)が正常に分泌されて、肌や体調が整いやすくなるのです。

「眠り始めの最初の3時間の質を高める」という方法があります。

それは最初の3時間に成長ホルモンが多く分泌されることが分かってきているためです。

引用:スキンケア大学「美肌づくりを邪魔する「睡眠不足」

ただ妊娠期は、つわり・ストレス・寝付けないなどの要因でしっかり睡眠をとれないのが現実かと思います。

そこで川端先生は最初の3時間だけでも睡眠をとって質を高めることを提案しています。

ただし、睡眠の質を落とさないためにも次のことは注意しましょう。

  • 寝る3時間前までに食事は済ませる
  • お風呂は就寝の1時間前までに入る(ぬるめが良い)
  • 寝る直前のテレビ視聴、スマホいじりはNG(睡眠前に刺激が強いため)

実は睡眠しやすくする方法もあります。それは適度な運動。

運動することで体が疲れやすくなり、余計なことを考えずに寝入りやすくなります。

妊娠しているので無理は禁物ですが、ウォーキングなら気軽にできますね。

また効果として、ウォーキングは有酸素運動になるので代謝が上がります。結果的に栄養の呼吸・老廃物の排出が上がります。

その他に骨盤底筋を鍛えたり、股関節を柔軟にするストレッチ(安産運動)などの筋力トレーニングも効果的です。

5-4.ビタミンC・ビタミンEを摂取する

ビタミンCには、シミの原因であるメラニンを防ぐ効果があります。

また紫外線による皮膚の炎症を抑える働きもあり、肌荒れの改善が期待できる成分です。

一方、ビタミンEには、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)を高める効果があり、細胞の再生をサポートしてくれます。

そして最も効果的な摂取方法は、ビタミンCとビタミンEを一緒に摂ることでシミ防止の効果が高くなるようです。

以下、ビタミンC・ビタミンEのたっぷり含まれた食べ物をご紹介します。

ビタミンCについて

ビタミンCの成人(18歳以上)に対する推奨量は、1日当たり 100 mgとされています(厚生労働省「日本人の食事摂取基準 2015年版」)

※参考記事:ビタミンC食品「ビタミンCを含む食品 って何があるの?

ビタミンCが多く含まれた野菜

ビタミンCの多い野菜は「ピーマン」ですね。それも生で食べること。

食品名 ビタミンC含有量
(mg/100g)
赤ピーマン(生) 170mg
黄ピーマン(生)  150mg
パセリ(生) 120mg
青ピーマン(生) 76mg
ブロッコリー ゆで 54mg
カリフラワー ゆで 53mg

また、ピーマンのサラダばかりだと食べ飽きるので、お浸しや加熱調理するなど調理法のかたよりをなくすのがコツだそうです。

ただし「水洗いは手早く、加熱し過ぎないのがポイント」であることを『ビタミンC食品』のサイト運営者であり、栄養士の さくらかわ さんは指摘しています。

ビタミンCが多く含まれた果物

食品名 ビタミンC含有量
(mg/100g)
ゴールデンキウイ(生) 140mg
柿 甘がき(生) 70mg
キウイフルーツ(生) 69mg
イチゴ(生) 62mg
レモン 果汁(生) 50mg

ビタミンCを豊富に含む果物はダントツでアセロラなのですが、生のアセロラは一般のスーパーでまず手に入らないようです。

ビタミンEについて

成人(18歳以上)の 1日当たり摂取するビタミンEの目安量は 6.5 mg(厚生労働省「日本人の食事摂取基準 2015年版」)

耐容上限量は、18~29歳で 800 mg、30~49で 900 mgのようです。

ちなみに「耐容上限量」の意味は、ビタミンを過剰摂取しても健康を害さないであろう最大限度量のこと。

ビタミンEが多く含まれた食品

主に油脂類にビタミンEが多く含まれる食品が多いことが分かります。

※引用元:ビタミネ「ビタミンEの多い食品・食べ物と含有量一覧

食品名 含有量
(mg/100g)
一単位あたり重量
(可食部)
一単位可食部あたりの
成分含有量
ひまわり油 38.7mg 大さじ1杯12g 4.6mg
綿実油 28.3mg 大さじ1杯12g 3.4mg
べにばな油 27.1mg 大さじ1杯12g 3.3mg
米ぬか油 25.5mg 大さじ1杯12g 3.1mg
アーモンド(フライ) 29.4mg 10粒14g 4.1mg
ヘーゼルナッツ(フライ) 17.8mg 10粒15g 2.9mg
あんこうきも 13.8mg 1切れ50g 6.9mg
からすみ 9.7mg 1/2腹70g 6.8mg
うなぎ(白焼き) 5.3mg 1串100g(100g) 5.3mg
うなぎ(かば焼き) 4.9mg 1串100g(100g) 4.9mg
たらこ 7.1mg 1腹60g 4.3mg
辛子明太子 6.5mg 1腹60g 3.9mg
にじます 5.8mg 1切れ100g 5.8mg
西洋かぼちゃ(ゆで) 4.7mg 煮物一人分(130g) 6.1mg

うなぎ、たらこ、明太子などの魚介類にもしっかり含まれているのですね。

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