出産後1ヶ月はゆっくり休むべき本当の理由

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お産後、1ヶ月はどのように過ごしたら良いのでしょうか。

結論を先に言いますと、体をゆっくり休めることを心がけ、なるべく横になる時間を確保するのが重要です。

ここでは「なぜ1ヶ月は安静にする必要があるのか?」という理由とそれを怠った際のリスクをわかりやすく解説していきます。

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目次:

  1. 産後1ヶ月は安静にする理由
  2. 休まなかった場合の“体”のリスク
  3. 休まなかった場合の“心”のリスク
  4. 産後1ヶ月は体をゆっくり休めることが大事
  5. 産後の外出について

産後、赤ちゃんがお腹から出てくることで体が少し軽く感じて、「もう動けるのでは?」と思うことがあります。

助産師で2児の母でもある柴田 星子さんは、産後1ヶ月は安静にする理由について次のように解説しています。

赤ちゃんを産むために、骨盤は日常ではありえないくらいに大きく広がり、グラグラの状態になっています。

腰を捻挫(ねんざ)したような状態ですね。

この骨盤が、日常生活を送れるくらいに締まり、安定するのに約1か月かかるのです。

Conobie(コノビー)「産褥期の過ごし方~産後1か月安静にしなくてはいけない理由とは?~

実際に妊娠前の子宮(しきゅう:胎児を守り育てる、筋肉でできた袋のような臓器のこと)の大きさは、出産直前になると2000倍から2500倍(※1)にまで膨れるようです。

その様な状況で骨盤に負担がかからないはずがありません。

そのため、骨盤が妊娠前の状態に戻るのにおよそ1ヶ月は必要ということですね。

それでは、もし産後すぐに安静にしなかった場合、どんなリスクがあるのでしょうか?

※1 プレママタウン「妊娠~出産~産後 子宮と膣のダイナミックな変化」の巻より

次に産後、ゆっくり休まなかったことで体に変化が現れたママの実体験をご紹介しましょう。

2-1.産後のある分泌物の量が減らなかった

赤すぐnetの「みんなの体験記」で主婦ライターを行っている やまもとさん は、産院を退院してすぐに動いたことで次の問題を抱えることになります。

退院して1週間後ぐらいには掃除やら洗濯やらちょこちょこと家の中で動き続けていたところ、案の定、悪露(おろ)の量がいつまで経っても全然減らず、結局1ヶ月ちょっとだらだらと続いてしまいました。

もう少し続くようだったら病院に行ってみようと思ったほど。

「産後1ヶ月は休みましょう」を怠った結果… 駆け込み骨盤ケアは何ヶ月まで?

悪露(おろ)とは、生理時の血のようなもので、妊娠中に赤ちゃんを守ってくれた様々なものの分泌物のことですね。

一般的には産後1日目に大量に出ますが、7日経つと少なくなり、およそ1カ月ほどで治まります。

しかし、やまもとさん の場合、産後2週間ですぐに動き続けたことで、悪露の量が1ヶ月経っても減らなかったというのです。

2-2.下半身が以前より大きくなった

さらにもう一つ、やまもとさん は下半身が以前より大きくなったことについても言及しています。

退院直後、骨盤ベルトをしっかり締めていたのですが、やはり動いたことが原因でベルトがずれることがしばしばありました。

またトイレに行った後も特に付け直すことをせず、時期も夏だったため暑くて蒸れることが増え、いつしか骨盤ベルトを締めなくなったとのことです。

そして産後から1年以上が経過して、後ろ姿の下半身が前に比べて少し大きくなったように感じた、というお話です。

産後、あまり安静にできなかったことが理由で心の病に発展することもあります。

どのようなものがあるのか見ていきましょう。

3-1.マタニティブルー

マタニティブルーとは、訳もなくむしょうに泣きたくなったり、気持ちが落ち込んだり、眠れなくなるなどの症状を指します。

女性の体は妊娠によってホルモンの分泌量が激しく変化します。

これが要因で精神的に不安定になる病気とも言われてます。

産後すぐに始まってピークは産後2~3日目頃。産後1ヶ月程で自然となくなるものですが、ママと赤ちゃんの1ヶ月健診が終わった頃になる方も多く、個人差があります。

ただし、マタニティブルーに関しては特別な病気ではなく、誰もがなる可能性があるので安心してください。

3-2.産後うつ病

産後うつ病とは、日常生活で今までできていたことができなくなってしまう程のうつ症状のことです。

食欲がわかないことなどもその症状の1つです。

一過性(一時的)のマタニティブルーとは異なり、最低でも1ヶ月程、長い場合は1~2年と年間単位で起こるのが特徴です。

これが原因で産後クライシス(産後2年以内に夫婦仲が冷めてしまう状況)に陥ることもあります。

4児の母であり、産後女性のケア普及に取り組むNPO法人「マドレボニータ」の認定インストラクターである吉田 紫磨子さんは、産後うつを経験しました。

でも自分は専業主婦だから、家計を支える夫の帰りを起きて待たねばならない。

子どもの夜泣きで連日寝不足でも、夫に本音を言うことがはばかられる。

無理をおして頑張り続けるうち、心と体が悲鳴をあげた。

東洋経済ONLINE「産後うつを経験した4児の母の”天職”

そして産後5~6ヶ月したある日、突然起きれなくなり、娘が泣いているのに抱っこできない状況に陥りました。

結果的に産後ボディケア教室に参加して、同じ悩みを抱える女性に自分の思いを遠慮なくさらけ出したことで、心が救われたようです。

気持ちが落ち込む主な原因として育児・家事の疲れ、パパへの不満などが挙げられます。

そんなママの負担を大きく軽減するためにも、家族の協力が必要になってきます。

冒頭で紹介した助産師の柴田 星子さんは、産後1ヶ月の期間は、起き上がっているよりも横になっている時間を多くとるように心がけることを指摘します。

ママが注力するのは赤ちゃんのことだけで良いのです。

とは言っても、最初のうちは赤ちゃんの世話に30分~1時間はかかってしまいます。

そこで育児に1時間かかったら1時間横になる、というように休む時間を確保しましょう。

そうすることで1ヶ月たった頃には動きやすい体になってくるでしょう。

産後の安静は何もお産後の疲労回復や睡眠不足の解消のためだけではありません。

体の状態を元に戻すために必要な時間なのです。

それでも近くに家族など頼れる人がいない方もいらっしゃると思います。

その場合は、地域のヘルパーさんを頼ったりして産院の退院後、最低でも2週間は安静にするようにしましょう。

また産後のママはどれだけ休むべきかの次に気になることは「赤ちゃんとの外出」ではないでしょうか。

結論として、外出は「産後29日目以降」が望ましいです。

その理由や産後2ヶ月目の詳細については下記記事をお読みください。

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